
2月8日、子ども日本語教室で活動するボランティアを対象に、NPO法人湘南多文化ガーデンの加藤真帆子先生を講師にを招き、研修会を行いました。
テーマは、「体験ゲームを通して多文化の子どもたちを考える」。
グローバル社会を迎え、多文化の子どもたちはより複雑化、多様化しており、支援者は個々のバッグラウンドや家庭環境、学習状況等を把握した上で、支援することが望ましいと言われています。
他市で日本語指導員としても活躍する加藤先生からは、多文化の子どもたち(外国にルーツを持つ子ども)は、グローバルな視点を広げてくれる存在と考え、“あなたはすばらしい” と認めてあげることが大切という話があり、参加したボランティアの胸に響きました。
前半は、5つのグループに分かれ、バーンガというトランプゲームを通し、異なる文化、習慣から来た人の心、行動、それを受け入れる側の対応、心の在り方、なすべき行動等について、考えました。
グローバルな社会の中で、自分にとっての普通が、相手にとってはそうでなかったり、当たり前の習慣が、一方でタブーであったり、その場に居合わせた人たちの共通認識が異なることがあります。そのようなときに、互いを尊重し合い、理解し合って、友好な関係を構築するために、それぞれがどのような心構えでいることが望ましいのかを、皆で検討しました。
そして、日ごろの子どもたちの支援の場面で、どのように活かしていくことができるかについても、議論を深めていきました。
後半は、先生の講義と質疑応答でした。
多文化の子どもを取り巻く環境、多文化の子どもならではの悩み、苦しみについて、また、「日本語を話せる」ことと、「日本語で 勉強できる」ことは違うということを、例を挙げて説明して頂きました。
例)
会話:「このあと、どうなる?」
学習の場面では・・・ 「予想(よそう)しましょう」
さらに、地域の日本語教室だからこそ、できることがたくさんあり、
小学生~大人になるまで、学校以外の場で関わりを持つこともできるとのお話がありました。
なかなか日本語習得が進まない状況で、言葉を増やしたり、考える力をつけるには、やさしい日本語や母語で考えるきっかけを作る活動で、高めていくのがよいということも教わりました。
2時間という短い時間のなかで、体験ゲームを通じ、普段支援する子どもたちについて理解を深め、今後の支援の在り方についても考えさせられる有意義な学びがありました。
*子ども日本語教室では、多文化の子どもたちを支援して下さるボランティアを募集しています。
活動日時や詳細については、センター事務局までお問合せください。
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