「勉強を頑張って自分の進みたい道を目指して!」~子ども教室 先輩の話を聞く会~

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2025年9月9日

9月6日(土)、子ども日本語教室は、「先輩の話を聞く会」を実施しました。

この会は、教室を卒業し、高校や大学など、社会へ巣立っていった先輩たちを招き、主に受験を控えた中学生や小学校高学年の児童・生徒らに、自身の体験談や現在の自分について話してもらい、後輩たちにエールをおくる貴重な機会となっています。

また、来日間もない頃、日本語がわからず不安だった自分たちを優しく支えてくれた、ボランティアの方々に、成長した自分をみてもらったり、一緒に教室で過ごした仲間たちと再会し、互いの近況を語り合う場にもなっています。

 

 

この日は、春から高校生になった先輩、大学生、社会人となった先輩8人が駆け付けてくれました。
先輩たちは、流ちょうな日本語で、
現在の自分、来日したばかりのころの不安な自分、それをどんなふうに困難を乗り越えたきたか等について話し、自分の経験をふまえ、後輩たちにアドバイスを送りました。参加した約10名の小中学生は、熱心に聞き入っていました。
「難しい漢字をどうやって覚えましたか?」
という質問には、
とにかく書いて覚えた!
その漢字を使った文章を考えた、そしてそれを書いて覚えた!
と力強く答えてくれました。
また、
「ストレスをどう解消してきましたか?」
という質問には、
ストレスになっているものを取り除くことが大事!
やるべきことをやったら、息を抜くことも必要だと思います!
など、後輩に寄り添ったやさしい言葉が聞かれました。
現在、夢を実現するために勉強とアルバイトを両立しながら、受験勉強をしている先輩からは、
「今は日本語の勉強も大変かとは思いますが、勉強を頑張って、将来は自分の進みたい道に、進んでください!」と、エールがおくられました。
先輩たちは、皆、自分たちに寄り添い、支えてくれたボランティアの皆さんに、感謝の言葉を口にしました。
そのことが、ボランティアの皆さんにとってのやりがい、モチベーションに繋がります。
彼らの将来が無限に広がることを祈りつつ、これからも支援を続けていきます。