CIFAの日本語教室は、基本的にマンツーマン形式で行ってきています。
平成29年度から、従来のマンツーマン学習の他に、少人数グループ学習を取り入れる準備をしています。
12月から導入に向けて一緒に検討して下さるボランティアさんを募集し、8名の方々に集まって頂きました。
1月から検討会議を実施し、導入の経緯やCIFAが提供する地域日本語教室の方向性の確認等をした上で、実際に行うグループ学習について、意見を交換し合い、検討を重ねてきました。
2月18日、実際に、生徒さんと担当ボランティアを集め、おためしでレッスンを行ってみました。
参加者は9名(予定は11名の参加)。
グループは以下の3グループ。
①初中級クラス・・・・日本語での会話を重点に(担当:松永早苗さん)
②入門クラスA・・・・・日本語はほぼゼロレベル(担当:服部美恵子さん)
③入門クラスB・・・・・日本語はほぼゼロレベル(担当:菊田律子さん)
入門クラスでは、あいさつや自己紹介の仕方について、ゆっくりと見本を見せ、学習者に声を出してもらい、繰り返し繰り返し、進められていきました。文字を知らなくても、英語がわからなくても、担当ボランティアさんとの学習で、たくさんの日本語を話し覚えてもらうことができました。不安そうだった学習者の皆さんは、理解できたとき、褒められたとき、笑顔が輝いていました。
初中級のクラスは4名の学習者と担当の松永さん。
トピックを用意して、フリートークを行いました。“3月に楽しみにしていること”、“お金持ちになっても働きますか?”等々、学習者は様々な話題について、思い思いに話すことができました。学習者さん同士の会話も弾みました。
今回の学習を終え、参加した学習者さんからは、貴重なご意見を頂きました。
他の外国人とのコミュニケーションという意味では、ほぼ全員からGoodとの声が。
また、目的によってはマンツーマン学習の方が効果的ではないか、との声もありました。
入門クラスの方には、今回が初めて日本語を学習するチャンスだった方もおり、“楽しかった!”が今後の学習にもつながっていけばよいなと思いました。
この「おためしレッスン」を振り返り、今後も検討会では、次年度の『少人数グループ学習』導入に向けて、頑張ってまいります。
皆様のご理解、ご協力をよろしくお願い致します。
尚、詳細、スケジュール等が決定しましたら、ホームページやCIFAだよりにてお知らせする予定です。