6月15日の第3回は電気通信大学の留学生やCIFAの日本語学習者の協力を得て、「外国人と日本語で話してみよう」が行われました。
まず、外国人の6名が自己紹介を行い、その後6つのグループに分かれた受講者たちのテーブルへ、それぞれ1名ずつ加わりました。
では、実際に受講者が外国人と話してみました。
受講者の一人が、「やさしい日本語」で、外国人に一つの質問(あなたの趣味は何ですか?など)をして、そこから会話を広げます。
この間、日本語が通じていないタイミングで、助っ人でもう一人の受講者が入り会話を進めます。
受講者は、日頃使っている言葉では、なかなか通じない事に苦戦しながらも、
どうにか、こうにか、言葉を探し、選び、言い換え、会話を繋げました。
全ての受講者が外国人への質問を終えたあと、各グループで「どんな日本語が通じにくかったか」、「どう言い直したら通じたか」、また「観察して気づいた事」などを話し合い、発表しました。
どんな場面でも使える「どれくらい」、「どんなところ」、「どうして」は、抽象的で曖昧な言葉で外国人に伝わりにくいとわかった。
「焼いた」、「焼けた」などの変換が通じなかった。などを感じ取り、より具体的な言葉をを使うと理解してもらえた。
また、言葉が通じない時に英語圏の人なら英語で話し、中国圏の人には漢字を書いてみるなど工夫をし、
結果コミュニケーションはとれたが相手もそのように答えるため、日本語学習の場合は果たしてこのようなやり取りは良いのだろうか。
と、日本語指導について理解を深めました。
講座は、回を追うごとに受講者間の交流が生まれ、真剣ながらも和やかな雰囲気で進んでいます。
8月末の修了に向けて、真摯な学びの場が生まれています。