7月13日(土)
新年度の活動が過ぎ、新ボランティアも増えた最初の研修会では、
ボランティアからの要望が多いゼロレベル生徒の学習支援に適した教材を用い、
具体的な使い方などを紹介し、ボランティア同士の情報共有を行いました。
◆ゼロレベル生徒の指導法のメモ、使用教材例と使用例の紹介を学年の代表が発表しました。 ※一部抜粋
ー小学校・低学年からー
・文字が読めるようになっても、内容の意味は理解していない
・年齢的に母国語でも習ってない文字があるため、母国語の記載がある教材でも理解していない場合がある
ー小学校・中学年からー
・絵が好きな子どもには、絵やイメージ(色など)を使用して文字の意味を説明した
・学習に飽きてきたら、興味を持つことを工夫して取り入れる
ー小学校・高学年ー
・コミュニケーションがとれない、またとろうとしてくれない
・何に興味を持つか、図書館で百科事典を借りてみても、なかなか興味を持たない
・絵カードでまず名詞から始め、動詞、形容詞と学習し、絵カードを使用してコミュニケーションをとった
ー中学生ー
・動詞、形容詞、名詞の活用終了後から、読解力をつける学習へ
※国語の教科書(小2位~)などえお利用して、内容要約、また200字を口頭でおこなう
・文部科学省のJSLカリキュラムを参考に、教科の学習内容を理解すること、日本語を学ぶことを組み合わせて学習する
◆低学年・中学年・高学年・中学生のグループ別に、一学期の振り返りや夏休み対策を話し合いました。
これから子どもたちは夏休みに入ります。
今年度受験を控える中学3年生は、少しでも日本語力をつけるため、夏休みも補習教室で学習に望みます。
その他の子どもたちも、夏休みで日本語を使う機会が減り、忘れた日本語を取り戻すよう、
8月21日から2学期に向け夏休み教室で準備します。
通常の学習に加え日本語の学習に励む子どもたちに、今後とも皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。