『第24回 日本語で話そう会』を開催しました。

ニュース
日本語教室
2019年12月4日

11月30日(土)第24回 日本語で話そう会を開催しました。

当日は128名の参加者があり、大盛況となりました。

日頃、CIFAで日本語を学習している外国人の中から、8カ国13名の方がテーマを自由に決め、それぞれ日本語でスピーチをしました。

 

トップバッターはインド・デリから来日したワイシャリ ラオさんです。

「だっこらっこくらぶ」でお子さん1人を連れ、「すこやか」で学習しています。

山形へ家族旅行に行った楽しい思い出を語っていました。

続いて。。。

中国金昌(きんしょう)から来日したオウ・サワフさん、4月に来日し、半年間の留学生活について話しました。

フランス・パリから来日したモリニ・ジュリーさんは故郷『コルシカ島』の紹介をしました。

 

   

 

子ども日本語教室からは、中学生3年生の3名が参加してくれました。

まずは、小堀 琳さんです。

アメリカ・アリゾナ州から来日した3月は、アメリカでは小学校6年でした。

4月からいきなり中学1年生として入学し、勉強についていけず、辛い思いをしたそうです。

学校生活やダンススクールなどで様々な経験をした中学3年間を振り返り『これからの私』について話しました。

来場者の皆さんにとっても、ご自身の人生について振り返り、これからの人生を考える機会になるようなお話でした。

続いては。。。

中国・大連から来日したソウ・タクリンさんは4月から子ども日本語教室に通い始めました。

当初は、ほぼ日本語が0(ゼロ)レベルでしたが、当日はたどたどしくも、ゆっくり、焦らず、日本語で話しました。

フィリピン・ラグナ州から来日したディオニシオ・クリス・ケンジさん「アニメをつくりたい」『ぼくの夢』を話しました。

 

  

 

ベトナム・ジイオリンから来日したレ ティ ミ ニュンさんは、過去に母国で辛い経験した後、技能実習生として日本に来ました。

『今の私の夢』に至るまで、仕事と子育ての両立、日本での出会い、日本で暮らすためには日本語習得が必要と感じ一生懸命勉強してきたこと。

そして、現在はご主人と息子さんと幸せに暮らしている、と話しました。

 

  

 

中国・鞍山(あんざん)から来日したソウ・レイさんは、大連の紹介をしました。

途中、途中で観覧者に話しかけるように、とても親しみやすい感じでした。

韓国・釜山から来日したハン・ジェホさんは「釜山」韓国読み(ぶさん)から、ふるさとについての紹介を詳しく話しました。

フィリピン・マニラから来日した重本カトリンさんは、家族に美味しい料理を食べさせてあげたいと、フィリピンと日本料理を勉強中です。

家族思いのカトリンさんは『夏休みの思い出』を話しました。

中国・南充(なんじゅう)から来日したコ・コウケイさんは、四川で有名な「火鍋」、「パンダの故郷」、「九寨溝」を美しい写真とともに紹介をしました。

 

 

 

韓国・ソウルから来日したイ・ミンギさんは大学院留学のため来日し、現在は日本でIT関連の会社を経営しています。

韓国の教育問題として、早期留学・塾等にお金を惜しまない、新しい言葉「雁パパ」ができるほど『教育の過熱化』があること、最後には子供たちに「本当に自分がやりたいこと」を見つけて欲しいと、熱い思いを話しました。

「雁パパ」=英語教育のため家族は外国へ行き、国に残って仕事をする父親のこと。

最後は吉林から来日したリュウ・ケイタクさんです。

現在の『チャイナドレス』について、大清帝国時代(漢+モンゴル)の様式からの歴史を話しました。

発表者のスピーチが大変素晴らしく、感動に包まれた『話そう会』となりました。

 

 

 

 第2部は、今年も交流タイムを設け、発表者が出身国に分かれ、それぞれの故郷の写真などを展示し、来場者と直接お話をしました。

感動のスピーチ後、温かい雰囲気に包まれながら、盛んに交流が行われました。

 

 

 

司会は長谷川佐知子さん、表彰式は「日本語で話そう会」実行委員長の篠原茂さんがつとめました。

 

 

最後に。。。

【日本語で話そう会】実行委員の皆様をはじめ、お手伝いボランティアの皆様、そして、この日のために準備・練習をしてきた発表者の皆様、日本語支援の学習ボランティアの皆様にご協力いただき、心より感謝申し上げます。

また、ご来場いただいた多くの方々に厚く御礼申し上げます。

お陰様で今年度も盛会のうちに終了することができました。