
子ども日本語教室では、
調布市立学校に通い、外国とつながるこ子どもたちの日本語学習をサポートしています。
今回は、日頃、子ども日本語教室で活動しているボランティアを対象に研修会を行いました。
講師は『国際交流基金 日本語国際センター専任講師』の池田香菜子氏をお招きし、
『外国とつながる児童生徒のことばのアセスメントと力を伸ばすための支援について』講演していただきました。
*アセスメント:客観的に評価し理解すること
まずは、在留外国人および日本語指導を必要とする外国人児童生徒の現状、そして外国人児童生徒に対する施策を説明がありました。
その後、子どもたちの日本語支援をするうえで知っておきたい生活言語能力と学習言語能力、母語の重要性(アイデンティティ形成など)についてのお話しがありました。
話しことばや短文、相互作用で成り立つ会話はできても、
書きことば、複文、専門性の語彙が多く、抽象的で一方的な伝達方法の教科書は理解が難しく、指導の工夫が求められます。
次に、子どもにどのような学習支援が必要かなど、ことばの力を測る際に役立つDLA『はじめの一歩』の説明や動画視聴とワーク体験がありました。
*DLA:文化・言語的に多様な子どものことばの力を対話を通して測る支援つきの評価法
対話(Dialogic)・言語(Language)・アセスメント(Assessment)
ー『DLA』のポイントー
・流れを重視する
*間違えても言わず、教えず、止めず、そのまま進める
・雰囲気づくり
・褒めて終わる
・母語力の実施
※子どもの様子(答えられるかにより)をみて、途中で終わらせてもよい。
※答え方について、イラストをみてそれが何か?
地図、Map、世界と何でもよい。
(名詞、形容詞、動詞を答える)
その他、日本語指導プログラムや教材の紹介がありました。
最後にボランティアからの質疑応答がありました。
今回の研修会から。。。
ボランティアを始めたばかりで『子どもが日本で何をしたいのか』長期的な視点で、スモールステップで行う、というところが参考になった。
子どもたちに日本語を教える前に、楽しく学べる環境づくり。集中力を切らさないよう簡単なタスクから、少しずつ難しいタスクがこなせるように、子どもの様子を観察し、それに準じて工夫をしていかなければ日本語は伸びないのかもしれない。
という感想がボランティアから寄せられました。
ー役立つリンク集ー
◆CLD児の言語育成を目指したサイト
◆外国につながりのある児童・生徒の学習を支援する情報検索サイト
◆海外子女教育、帰国・外国人児童生徒教育等に関するホームページ
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/main7_a2.htm
◆外国人児童・生徒用日本語テキスト「たのしいがっこう」
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/school/document/japanese/tanoshi_gakko.html
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