CIFAの日本語教室では、新しい生活様式に沿うべく、感染対策を徹底した上で、日々ボランティア、学習者を迎え、教室を運営しています。
6月中旬~の再開後は、オンライン学習を希望する学習者は増えています。またボランティアからは、感染リスクを避けるため、対面での学習を控えたいという声が多く聞かれます。オンライン学習をやってみたいけれど、やり方がわからない、やり方がわかればやってみたいという声も上がるようになりました。
10月29日、今年度はじめて「日本語ボランティアのためのオンライン学習研修会」を実施しました。
30名強の会員が受講し、その後実際にオンライン学習の支援を始めた方もおられます。初回は定員を超える申込があり、残念ながら抽選で受講が叶わなかった方も多数ありました。
そこで、第2弾は、はじめてZoomを体験する方向けの①入門編、基本的なことは習得済みである方向けの②ステップアップ編の2回にわけて開催することにしました。
12月23日、まずは「入門編」を開催しました。
講師は前回に続き、株式会社インカレックス取締役、日本語教師、日本語教育コーディネーターのAYA先生、アシスタントに古海同社社長にお越し頂きました。
入門編の参加者は会員12名、ほとんどがZoomを初めて体験するとのことで、
まずは、Zoomのダウンロード、インストール、サインアップ、サインインという4つのプロセスを実際に行いました。
各自が持参したパソコン、タブレットを実際に操作し、ひとつひとつ確認しながら進んでいきました。
後半は、全員がZoomミーティングに入ってみましたが、全員入室することができました。
ギャラリービューに全員が表示されたのは、大きな成果、小さな一歩でした。
その後、Zoomで行える便利な機能、「チャット」、「画面共有」について、説明を聞きました。
Zoomでつながったまま、lineのようにやりとりができる 「チャット」も実体験してみました。
画面共有は、使いこなせるようになると、学習支援の幅が広がりますが、皆真剣に見入っていました。
予定では、ホストとなりミーティングをスケジュールし、学習者を招待する(メール送信等)ところまで盛り込まれていましたが、時間はあっという間に過ぎてしまい、次回のステップアップ編に持ち越すことになりました。
最後に、チャットでURLを案内した「参加者アンケート」 に、web上(google フォーム)で回答してもらいました。
これも初めての試みでしたが、無事に回答できた方は、ほっとした表情でZoomを退出されました。
参加者からは、
「実際にデバイスをさわりながらの講習だったので、わかりやすかった。実際に活用してみたい!」
「とても楽しかった、わかりやすかった、助かりました」
などの感想が寄せられました。
コロナ禍において、先行きが見えない中、オンライン学習の需要はますます高まるものと思われます。
年明け、1月20日(水)には、さらに実践的な内容となる 「ステップアップ編」を開催します(既に申込〆切)。
協会のあらたな学習支援スタイルの確立を目指し、今後も普及、推進に取り組んで参ります。