“with コロナ” 新たな生活様式の中、CIFAの日本語教室における新しい学習支援スタイルとして、「オンライン学習」の普及、推進に取り組んでいます。
昨年に10月、12月に開催した「日本語ボランティアのためのオンライン学習研修会」は、好評を博しました。
1月20日、ZOOMの基本知識と操作を身につけた方向けの、「ステップアップ編」を開催し、日本語ボランティア29名が参加しました。
当初はたづくり会場とZOOM参加を併用したハイブリッド方式を予定していましたが、年明け早々に緊急事態宣言が出され、ZOOM参加のみに変更しました。
講師は前回に続き、日本語教師、日本語教育コーディネーターのAYA先生(株式会社インカレックス)、同社の古海社長とスタッフ1名がサポートに加わりました。
今回は、まず自分がホストとしてミーティングを立ち上げ、相手(学習者)を招集するやり方を教わりました。
実際に学習者を担当することになったら必要になる操作であり、皆真剣に聞き入っていました。
また、身の回りにあるもの1点を画面に見せながら自己紹介を行う、「アイスブレイク」では、AYA先生は趣味のフラメンコで使う帽子を見せてくれましたが、参加者からは様々な反応があり、和やかで楽しい雰囲気になりました。オンライン学習では、実際に会うことなく、画面上で“はじめまして” と始まるケースもあります。これまででは考えられないようなことですが、アイスブレイクを工夫して行うことで、お互い打ち解けて、スムーズに学習を開始できることがわかりました。
後半は、ブレイクアウト機能を使い、5人前後の小グループに分かれ、実際に画面共有の練習をしてみました。
グループの中で、各自が予めパソコンに用意しておいた写真を画面共有して、皆に紹介しました。
その後、オンライン学習に適した教材の紹介があり、会話などの音声も画面共有できることを教えてもらいました。
2時間はあっという間で、AYA先生への質問も沢山ありました。
「難しかったけれど、有意義な内容だった」
「アイスブレイクのやり方が、とてもよくて、自分でもやってみようと思った!」
などの感想が寄せられました。
これから、オンライン学習に挑戦しようというボランティアの皆さんの意気込み、熱意を感じる研修会となりました。