12月26日、西部公民館で開催する市民向け「世界の料理教室」 イベントで、
CIFA会員のアナスタシアさんが、「ウクライナ出身の留学生と楽しむ ウクライナの家庭料理」 の講師を務めました。
アナスタシアさんは、CIFAの講演会や交流サロンイベントでも講師を務めるなど、日本語がとても堪能です。
今回は、ウクライナの伝統的なクリスマス料理「クチャ―」(ケシのみを混ぜたヘルシーなおかゆ)と
ウクライナの家庭でよく食べられる 「デルヌィ」(じゃがいものパンケーキ)の2品を実演で調理しながら紹介し、参加市民と交流しました。
途中で、ウクライナのクリスマスやお正月について、またウクライナの食文化についても、流ちょうな日本語で話しました。
クチャーは、日本でいう「おかゆ」にナッツやケシのみ、くるみ、はちみつを混ぜた、ウクライナのクリスマス料理です。肉や魚を使わずヘルシーでやさしい味です。
また、ジャガイモをすりおろして卵、小麦粉と合わせて、揚げ焼きにする「デルヌィー」は、甘くないパンケーキのようで、お好みで、肉や野菜、チーズなどを入れても美味しく出来上がるそうです。シンプルな作り方なので、すぐに作ってみたいと思う一品です。
参加者は初めて出会う味、調理方法に興味津々といった様子で、アナスタシアさんの試演に見入っていました。
コロナ禍の料理イベントということで、できあがった料理は持ち帰りという形式でしたが、
参加者からは、「アナスタシアさんの優しい人柄にふれ、とても楽しかった」、「厳しい自然の中、自分の身を守るための料理、という言葉に感動した」等の感想が寄せられました。
年の瀬の気ぜわしい時期に、募集開始からわずか2時間弱で、定員に達するほどの人気ぶりだったとのことです。
「食」(料理)は私たちの心を満たし豊かにするものですね。
美味しく出来上がった料理を、皆で話をしながら一緒に頂くようなイベントができる日が、一日も早く訪れますように。