日 時:4/20(木)午後2時~午後4時
場 所:たづくり9階研修室
テーマ:「学習支援上の進め方や内容上の問題点について共有」
参加:10名(ボランティア8名及びボランティア志望1名、+ 電通大内藤先生)
4月20日木曜日に、「第8回 日本語ボランティア同士のフリートーク」が開催されました。座席間隔を取りマスク着用の対面形式で実施したフリートークでは、日頃の学習支援の「進め方」や「内容上の問題点」についてのノウハウを共有しました。またトークのあとには、電通大で日本語教育に教鞭をとられている内藤先生より書庫にある学習教材についての解説もいただきました。
今回のテーマは、「ひごろの学習支援での悩みどころ」についてです。各自の自己紹介のあと、以下のようなテーマで参加者の議論が交わされました。
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その場で答えられない質問への対処法
- 宿題にして調べてくる、ちょっと持ち帰ると素直に言う
- 日頃の周辺事情についての情報集や研鑽が大切
- SNSを活用したノウハウ共有機会を作れないものか
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自動詞・他動詞、使役・受身、といった概念の教え方、伝え方
- 「を」のあとに続くか続かないか(移動を除く)
- 「ら」抜きできるかできないか など
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学習者への教材購入の勧めの是非
- あくまで生活のための日本語学習であって、JLPT試験対策を前提とした学習はしない、と最初に断っておく必要があるのではないか
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助詞の使いわけ、特にN2レベル相当以上になるとむつかしい
- 学習者に日記を書いてきてもらって都度添削している
- 「は」:遠くへ及ぶ、「が」:近くを捕える、といった一般的なイメージは有効
- 参考図書:田中寛『日本語の教え方ハンドブック』
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発音矯正の要不要
- 発音の「マイ・ルール」を作らせる
- コミュニケーション第一、発音第二、意味が伝わればいいのであれば矯正は必要ないのではないか
- 拍をとって教える
- 参考図書:河野俊之『音声教育の実践』
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アクセントの教え方
- 単語に抑揚に合わせた線を引く
- あきらかな誤りでなければ放置する
- 有益なサイト:OJAD https://www.gavo.t.u-tokyo.ac.jp/ojad/ (多言語対応)
- 韻律読み上げチュータスズキクン では、入力テキストを再生できる
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その他
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CHAT GPTの利用
- 日記を書く宿題をCHATGPTでやってくる学習者が現れるのではないか
- 教える側に有益に使える可能性はあるか、ないか
- 翻訳ツールDeep Lの活用で「こなれた」表現を学べる可能性
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後日、参加者の村田さんよりCHAT GPT使用例を提供いただきました (1)
後日、参加者の村田さんよりCHAT GPT使用例を提供いただきました (2)
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グループ学習の有効性とレベルの違う集団のクラスマネジメント
- 集団内のレベルの違いから対立ではなく助け合いが生まれる余地がある
- グループ学習は学習者のモチベーション管理の観点で有益な場合がある
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以上です。
次回(第9回)は7月11日開催の予定です。
奮ってご参加ください!