子ども日本語教室では、調布市立学校に通う帰国子女、また海外にルーツを持つ小・中学生に対し、
日本語の学習支援を行っています。
7月7日(土)
子ども日本語教室の小学生たちが、通常学習の後半から“七夕の集い”で各自の願い事を発表しました。
まずはボランティアが、七夕(乞巧奠:きっこうでん)の由来を説明しました。
乞巧奠:きっこうでん
〔技巧を乞う奠(=祭り)の意〕
陰暦七月七日の行事。
牽牛けんぎゆう・織女の二星を祭って、手芸・芸能の上達を祈願する。
中国から伝わった行事で、日本では奈良時代から宮中で行われ、のち七夕として民間にも普及した。
本日の司会進行係は3年生が行いました。
学生ボランティアが行った『七夕』紙芝居では、子どもたちが楽しそうに耳を傾けていました。
今回のメインイベント、願い事の発表は各学年ごとに行いました。
『モデルになりたい』、『恐竜博士になりたい』、『ダンサーさんになりたい』など、将来の夢から、
『日本語ができますように』、『漢字が書けますように』と、現状を願うもの、
『世界が幸せになりますように』、『お爺さんの病気が早くよくなりますように』と周囲の人を想うものなど、
子どもたちの願いは十人十色です。。。
発表後は、自分が書いた短冊、欠席者の短冊、中学生が書いた短冊を、ボランティアと一緒に飾りました。
ゲームでは、七夕に関する言葉をそれぞれの列で伝言し、見事に最後の人まで伝えられました。
伝言ゲームの答えは七夕の歌詞でした。
最後に、子どもたちと保護者、ボランティアと、会場にいる全員で“七夕”を合唱しました。
その後、七夕の笹は調布市国際交流協会(CIFA)の事務局入口に設置しました。
成人クラスの日本語教室(1:1学習とグループ学習)に来ていた学習者が、
子どもたちの願い事を見て、幼少時代を思い出したかのように微笑んでいました。
また、自分も子どもたちに負けじと、『日本語が上手になりますように』と願い事を書いていました。
七夕の笹は7月11日(水)まで設置しています。