子ども日本語教室では、調布市立学校に通い、外国とつながる子どもたちの日本語学習をサポートしています。
今回は、『ピナット 子ども学習支援教室 コーディネータの話を聞こう!』と題して、
日頃、子ども日本語教室で活動しているボランティアを対象に研修会を行いました。
今回は三鷹・武蔵野をベースに、国籍や民族を超えて、みんなが生きやすい地域づくりを目指した活動を行っている『ピナット』より、新居みどりさんをお招きしました。
『ピナット』には、日本の学校に通う、親の母語が日本語でない小・中学生(母語は日本語/外国語問わず)対象の子ども学習支援教室があります。
講師の新居みどりさんは、2010年より子ども学習支援コーディネータを務め、
現在はNPO法人国際活動市民中心:CINGA(専従コーディネータ)や
地域日本語教室、外国人相談、通訳派遣など、多岐に調査研究、講座計画や事業コーディネートなどの
中間支援を行っています。
講座内容は、
1.ピナットでの子ども学習支援教室の活動紹介
2.子ども支援で大切にしていること
3.子どもの進学支援について
・日本人と結婚し、子どもを公立学校に通わせる外国人の母親や日本人名、日本国籍の子どもの存在が見えにくい
→公的な支援が少ない
・寄り添い活動(家族への生活支援)
内容は当協会の「だっこらっこくらぶ」や子ども教室の高校進路関連に近い活動を行っている。
お喋りから信頼関係を作り、日本語学習(読み書き)、学校のお便りを説明、悩み相談(困ってることなど)など
・母親が外国人の場合、日本語(カタコト)で子育てする難しさがある
例)言葉(日本語)のシャワーが少ない→バナナ、リンゴは具体的に理解している
/果物は理解していない→言葉の概念が弱い
※子どもは日本語の日常会話ができても、虫→昆虫/車→自動車など、中学生になると理解が難しい
・子どもとの信頼関係を築き、「居場所」になること、また学習意欲の低い子どもたちと気長に向き合うこと
指導方法のなかでは、学習のプロセス教える、日本語をゆっくり読む(子どもは学校や家で読んでいる、日本語を聞くが少ない)
最後は、参加者同士でディスカッションをして終了しました。
子ども日本語教室では、随時、ボランティア募集をしています。
ご興味がありましたら、CIFA事務局までお問い合わせください。