3月10日第2回通訳ボランティア勉強会「外国人支援の英語通訳~円滑なコミュニケーションのために~」を開催し、29名が参加しました。
元大学講師で、調布市民団体「Global 調布!」を主宰されている村上むつ子氏が講師を務めました。
前半は、講義形式で、通訳ボランティアの意義やなぜ英語が必要なのかなどを実体験を交えて説明してくださいました。2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、訪日外国人数は増加しています。調布市に暮らす外国人数も年々増加しており、世界の共通言語としての英語を使用した支援がますます求められるようになってきています。村上先生によると、支援をする際には英語のスキルとしては高校生までに習った英語で十分で、大切なのは、伝えようという気持ちだとのこと。伝えようという気持ちと、相手を理解しようという気持ちをもって、お互いの文化を尊重し合うことが支援をするときにも必要な姿勢だと説明がありました。
後半は、英語を使ってのペアワークを行いました。支援をする際には、自分が知っている情報で支援できる内容から、求められている情報や語彙が自分にはない場合まで様々なケースが想定されます。そういったケースにどう対応するかも含めてのワークとなりました。皆さんがチャレンジしたのは、深大寺の観光案内から、トイレの使い方や保育園・幼稚園の説明、応用編でデートDVのチラシについての説明などで、日本の文化や制度の説明をするものでした。
参加者の皆さんは、時には身振りを交えるなどしながら、楽しくチャレンジしていました。皆さんの英語力が素晴らしいのはもちろんですが、大切な「伝える気持ち」の実践がどのペアでも活発に行われていました。
通訳ボランティア勉強会は年に数回開催しております。ご興味のある方のご参加をお待ちしております。