2月20日、日本語部会主催「フォローアップ講座」全5回の最終日の講義が行われました。
この講座では、“学習者を知り、学習者に合わせた教材の選び方”について学んできました。
最終日は、様々な教材が紹介されました。教材の「はじめに」を読めば、対象者や学習のねらいがわかりますということで、4種類の教材の「はじめに」をまず読み比べすることから、講義が始まりました。
その後、それぞれの教材の学習ページの抜粋も配布され、「はじめに」との組み合わせをしました。 同じように見える日本語教材ですが、対象者や学習の目的によって内容が異なることが分かりました。皆さんご自身の担当学習者さんのことを思い浮かべながら熱心に教材を見ていました。
今回、紹介された教材は、どれも地域の日本語学習を想定したもので、双方向で楽しく会話が成立するよう目標が設定されていました。そして、必ず、「笑顔で、楽しく」「一緒に学ぶ~尊敬の念をお互い持つ」「聞き上手になる」ことが大切と、書かれてます。
学習支援ボランティアは、“学習”だけでなく、少しでもたのしく生活できるよう“支援”することが重要です。ボランティア側も、楽しく“支援”しましょう、との笠原教授の最後のメッセージで最終日の講義は終了しました。
受講者からは、「教科書の選び方や使い方について、具体例を使って説明してもらい、大変参考になった」や「いろいろな学習者さんがいて、いろいろな教え方があっても大丈夫と思えた」などの感想が聞かれました。
実行委員の皆様、笠原教授ありがとうございました。