CIFAでは、コロナ禍の現在も100名弱の外国人が日本語の学習を継続しています。 それを支える学習ボランティアの方を対象にした勉強会が、2月4日・18日の2回で開催されました。
講師は電気通信大学の笠原ゆう子先生と内藤真理子先生が引き受けてくださいました。
緊急事態宣言発出の可能性が高まり、急遽オンラインでの開催となりました。 受講者の多くはZOOM経験者でしたが、 ZOOMやパワーポイントの操作を同時進行で行い パワーポイントの教材を作成しました。 内容は盛りだくさんで 操作をスピーディに行うという高いハードルへの挑戦でもありました。
第1回より第2回では自発的な発言や質問も増え、回が進むごとに受講者の熱心さが増していきました。
開催形態が変更になったことで、当初の予定とはちがう内容になりましたが、パワーポイントで教材を作ることによって 教授法の幅や楽しさが広がることを感じる勉強会となりました。 日本語指導に役立つ教材やサイトに関する情報も共有され、 最後に笠原先生から、事前に寄せられていた質問に答えていただきました。
まとめとして、言語を発することも筋肉運動のひとつなので、何度も繰り返しながら身体に覚えさせる必要がある。 最も大事なのは 日本語学習を続けるのがイヤにならないこと、楽しんで学習を続けることというお話をいただきました。 受講者からは、今後自分で操作の練習をしたい。復習をする。笠原先生のお話は 迷いながら学習する自分にとても参考になった。等のお声が寄せられました。 一方で開催形態と内容が変更になったことへの戸惑いのお声もいただきました。 ボランティアの方からいただくお声を真摯に受け止め、今後の事業に活かしてまいります。
勉強会にご協力いただきました笠原先生・内藤先生、開催に向けてご尽力いただきました実行委員会の皆さま、ご参加いただきましたボランティアの皆さま、ありがとうございました。