「やさしい日本語」の普及啓発に向けて
CIFAでは、昨年度から調布市と連携し行政における「やさしい日本語」の活用、普及啓発の支援に取組んでいます。
市役所各課で「やさしい日本語」に書き換える際の疑問や相談に応じるなど、活用を推進するために支援体制の整備に努めてるところです。そこで、初の試みとして、CIFA会員に加え調布市及び関連団体職員合同で、“英語じゃなくていいんです!「やさしい日本語」で伝えよう”をテーマに講座(研修会)を開催しました。
講師は、CIFAの会員でやさしい日本語アドバイザーとして活動する、永田くみさんにお願いをしました。はじめに、「やさしい日本語」とは何かなどの講義とともに、5~6名のグループに分かれて演習を行いました。普段使っている日本語がいかに外国人にとって難しいのか、「やさしい日本語」に言換える作業に取組む中で気づかされました。最後は、グループごとに「炊き出し」を告知するポスターの作成作業に取組みました。イラスト入りなど工夫を凝らした出来栄えに驚かされました。これまでの災害でも、炊き出しの意味が分からず、空腹を抱えて困った外国人もいたそうです。そのとき、「やさしい日本語」で案内があれば、助かる外国人も多いことと思います。
講義の後、市役所での「やさしい日本語」の活用に関する現状について、文化生涯学習課から報告されました。続いて、通訳・翻訳事業を中心にCIFAの紹介を行いました。事業の実績を報告するとともに、「やさしい日本語」は翻訳言語の一つであり、調布市の取組の支援体制を整えていることを説明しました。最後に、「やさしい日本語」による市のホームページでの情報発信について