12月9日、子ども日本語教室のボランティア研修会をハイブリッド形式で開催し、約25名のボランティアが参加しました。
子ども日本語教室では、ボランティア活動がより充実したものになるよう、年に3回研修会を行っています。
今回は、学習サポートチームのメンバーが中心となり、
「Webを活用した学習について」
「JSLバンドスケールの内容と使い方」
について、情報を共有し、ボランティア同士で学びを深めました。
コロナ禍でのオンライン学習の普及に伴い、日本語学習に関わるオンライン教材も、充実したものになっています。
前半は、子ども日本語教室の会場である調布市教育会館内で、Wifiが使用できるようになったこともあり、この機会に、Webを活用した学習について皆で考えてみようと、企画されました。
プリント教材をダウンロードできるサイト、デジタル教材、電子書籍、日本語初期学習動画、ボランティアの研修用サイト、人気のyoutubeについての紹介を聞いたのち、実際にアクセスしてみて、参加者同士で意見交換を行うなど、グループワークを行いました。
後半は、JSLバンドスケール(子どもの日本語能力を把握するものさし)の使い方について、学びました。これは、子どもを認知発達の段階で大別し、「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」の視点で、言葉の様子を観察し、各技能のレベルを判定するものです。令和3年度のボランティア研修会で、講師を招きボランティアに紹介したことがあります。
今回は、実際の在籍生徒、児童の資料を使い、内容や使い方について、学びました。
子どもたちの会話力は驚くほど速いスピードで上がっていくのがわかります。
一方で、学校の授業がスムーズに理解できて、授業についていけるかというと、そうではないことが多いのが実状です。日々、ボランティアの皆さんが、子どもたちの日本語4技能のレベルを正確に把握し、有効的に学習支援が行えるよう、頑張って下さっています。
次回の研修会は、2024年3月9日に行う予定です。