国際交流センター

来日直後の子どもに必要な「サバイバル日本語」を考えよう~子ども教室ボラ研修会~

7月13日、子ども日本語教室ボランティア研修会を行い、ボランティア約20名が参加しました。

今回のテーマは、「サバイバル日本語の指導を考えよう」 です。

「サバイバル日本語」とは、

来日直後、生活のあらゆる場面で困難に直面している子どもたちに、必要となる日本語のことで、

①日本の学校生活や社会生活についての必要な知識を身につける

②そこで日本語を使って行動できる力を身につける

ことが目標となります。

 

参加者は3~4人ずつ5つのグループにわかれ、1回2時間、全8回の日本語学習の場で、

どのような学習内容で、具体的にはどんな表現を、どんな教材を使い、どう教えていくか、というプランを練ることに挑戦しました。

約1か月後の着地点、ゴールを定めたから、それに向けて何をしていくか、を考えるグループ

必要となるであろう具体的表現を挙げながら、カテゴライズしつつ、調整をはかるグループ

各グループは在籍児童の様子を思い浮かべつつ、活発に意見を交わし、学習計画のシートを仕上げていきました。

 

  

 

  

 

最後に各グループのプランを代表者が発表しました。

挨拶と自己紹介、物の名前(学校に関わること)、場面ごとに使う表現、体調や希望を伝える言い方、良い・悪いを教える、好き・好きではない、質問のしかた、等々、生活の中で直面する場面で、使う必要がある日本語表現について、参加者同士がよく考えながら、作成されたプランが出来上がりました。

 

普段ボランティア同士が話す機会が少ない中、このような機会で情報共有をしたり、交流を深められ、かつ日々の支援に活かせる研修に参加でき、有意義だったとの感想が寄せられました。

 

 

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