国際交流センター

だっこらっこくらぶ 有意義だった “ボランティア勉強会”

今年発足10周年を迎えた、子育て中の親の日本語教室 “だっこらっこくらぶ”は、

国領の子ども家庭支援センター「すこやか」で、毎月第1~4木曜日に活動しています。

第5木曜日となった10月31日、この日は、だっこらっこくらぶで、学習ボランティア、保育ボランティアとして活動するメンバー同士の親睦を深め、情報共有を図り、よりよい活動を目指し、ざっくばらんに意見交換をすることを目的に、ボランティア勉強会を行いました。

普段の活動では、学習者さん、小さなお子さん、保育をするボランティアさん同士の動き、多くのことに常に気を遣い、目を配り、子供の安全第一で活動するボランティアは、ゆっくり話して、コミュニケーションをとる時間もとれない状況です。

当日は、たづくり研修室にて、5~6名ずつの小グループに分かれて座りました。子連れで参加するボランティアもいますが、無理なく参加してもらえるよう、即席でこどもスペース作ってしまうところも、長く活動を続けてきた皆さんの知恵と行動力の賜物です。

 

 

 

今年はとくに、学習者、ボランティアともに、入会退会の出入りが多く、まずは、集合写真を見ながら、学習者とそのお子さん、ボランティア、そのお子さんの顔と名前を確認、それぞれの最近の様子、とりとめて知っておいてもらいたいことを、全員で共有しました。

活動が始まるとすぐに担当する外国人との学習に入ることの多いボランティアにとっては、顔と名前が一致してよかった!という声が聞かれました。

その後、CIFAでも講演をされている、荒川洋平先生の著書、『とりあえず日本語で』 もしも・・・あなたが外国人と「日本語で話す」としたら の一部を抜粋した資料を用い、だっこらっこくらぶコーディネーターを務める釜澤さんが進行役となり、勉強会がスタートしました。

 

 

話すときのポイントのひとつに、“できるだけ和語を使う” があげられますが、いくつかの練習問題にも挑戦しました。

ルール 規則 (きまり)、ランチ 昼食 (ひるごはん)、ベスト 最善 (もっともよいこと) などです。

また、日本人がよく使ってしまいがちな、短い文章を、より簡潔に易しく言い換える、「やさしい日本語」にリライトすることにもチャレンジしてみました。

参加したボランティアからは、

「とても有意義だった」、「たくさんの気づきがあった」、「次からは外国人には日本語で声かけをしようと思った」、「勉強会というと、学習担当の参加が多かったが、今回は保育ボランティアも多数参加して、情報共有することができ、貴重な時間だった」 などの感想が寄せられました。

だっこらっこくらぶでは、小さなお子さんを育てる外国人パパ、ママが日本の文化や慣習、年中行事などに触れながら、安心して日本語を学習できるよう、一緒にボランティア活動をして下さる方を募集しています。

お問い合わせは、このホームページのお問合せフォームからもできます。

 

モバイルバージョンを終了