子育て中の親の日本語教室 「だっこらっこくらぶ」は、
8月下旬に活動を再開し、毎週木曜日、少ない人数ですが、日本語の学習をしながら、みんなで楽しく活動しています。
CIFAでは毎年秋に、「日本語で話そう会」を開催していますが、これまで、だっこらっこくらぶのママたちも、発表者として参加してきました。
大きな会場で大勢の参加者の前で、日本語で発表するのはとても緊張しますし、スピーチ原稿の準備をすることがとても大変です。それは、小さいお子さんを育てるママたちにとっては、想像以上に難しいことです。それでも毎年1~2名のママたちが挑戦し、みんなで応援してきました。
来る11月に開催される「第25回日本語で話そう会 今年はオンラインで」 には、残念ながら、現在だっこらっこくらぶで学習しているママたちは参加できません。
10月15日、この日、ベトナム出身のヴィさんを担当するボランティアさんが最終日(交代して他のボランティアさんが担当)ということもあり、ヴィさんと中国出身のサイさんの2名が、日本語で発表をしました。
会場には多くの人が入ることができず残念でしたが、学習担当以外にもだっこらっこらぶで永年活動される会員さん、井上事務局長も会場にかけつけました。
サイさんは、「ゆうかのはじめての運動会」という題で、プレ幼稚園に通うお子さんが、はじめての運動会で、リズム体操や、バルーン、かけっこなどを頑張ったことを話しました。一緒に参加したご主人やサイさんがお子さんの成長を喜ぶ気持ちが伝わるスピーチでした。
「中国でも運動会はあるのですか?」という質問に、
「ありますが、行う内容がちょっと違います。中国は個人競技が多いです」とのことでした。
ヴィさんは、お子さんが産まれる前にご主人と行った、「長野の旅行」について、一つひとつが聞く人がその光景を想像してしまうような、臨場感あふれるスピーチをしてくれました。別荘で感じたぬくもり、お友達のやさしいおもてなしが嬉しかったそうです。またロープウェイに乗ったことやはじめて露天風呂に入ったことも教えてくれました。何より、この旅行が美しい思い出として心に残っているそうです
コロナ禍において、様々な制限の中、小さなお子さんを見守りながら活動する、だっこらっこくらぶでは、3密を避ける、ソーシャルディスタンスを確保することは、とても難しいです。それでも、安全安心の環境で活動ができるよう、検温、消毒、換気、体調管理など、活動者同士で最大限に注意をしながら、今できる、最良の活動を目指しています。