CIFAの日本語教室には、コロナ禍においても、100名ほどが日本語学習に勤しんでいます。
対面のマンツーマン学習、グループ学習、オンライン学習と、それぞれの希望に合わせたスタイルで、ボランティアと一緒に勉強しています。
3月6日(土)、日本語学習を熱心に継続し、中上級レベㇽまで上達した会員を対象に、「日本語でおしゃべりタイム」(trial)を開催しました。
同じようなレベルの仲間たち、日本人ボランティアと一緒に、身につけた日本語を適切に使えるよう、さらにブラッシュアップしながら、会話を楽しんでもらうという企画です。
2月にも予定していましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で中止したこともあり、今年度は最初で最後のトライアルとなりました。
現在行っているグループ学習土曜クラス中上級のメンバーに協力してもらい、日本人ボランティア10名、外国人学習者8名が参加しました。
まずは、全員が一同に会し、自己紹介をしました。
その後、2つのグループにわかれ、この「日本語でおしゃべりタイム」で、どんなことをしたいかを話しました。
日本語をもっと話せるようになりたい。
日本の文化を知りたい、学びたい。マナーを知りたい。
社会問題(時事問題)をテーマに会話をしたい。
とにかくたくさんに日本語を話したい。
空気を読めるようになりたい。
各グループの中で、活発に意見交換がなされました。
時世を反映し、コロナに関すること、「緊急事態宣言延長についてどう思うか」という話題に触れ、それぞれの出身国の対応も含め、多様な意見が出たのはとても興味深く感じました。
双方の意見を共有するため、発表する時間を設けましたが、両グループとも時間が足りなくなるほど、おしゃべりが弾みました。
発表役を務めてくれたのは、リュウケイタクさん(中国、グループ学習)とトウイコウさん(中国、1:1学習)。
大勢の前で日本語で話すのは緊張しているようでしたが、皆熱心に聞き入り、
この「日本語でおしゃべりタイム」に求めるもの、期待するもの、やってみたいことは、共通して、「日本語を話したい!」ということが伝わってきました。
参加したボランティアは、
「学習者の要望が聞けてよかった!」
「たくさん日本語を話してくれて安心した」
等の感想が寄せられました。
今回のトライアルで寄せられた声をまとめ、次年度以降、どのように日本語教室に取りいれていくかを、じっくり検討してまいります。
ご意見やご質問など、ご遠慮なくお寄せください。