コロナ禍でのCIFAの日本語学習は、感染対策徹底、マスク着用、ソーシャルディスタンスの確保などにつとめ、
従来の1:1学習、オンライン学習、そしてグループ学習の中から、学習者がどれかを選択して、日々学習に励んでいます。
コロナ以前より6割程度となっていますが、こうして教室を継続しているのも、日本語ボランティア会員の方々のおかげです。
9月1日、4日、第2期グループ学習水曜夜間クラス、土曜午後クラスがそれぞれ開講しました。
水曜夜間クラスは、5名の新しい仲間が3つのグループに分かれ、それぞれのレベルに合った学習をしました。
中級クラスのアメリカ出身のご夫婦は、仕事ではほとんど日本語を使うことがなく、数十年前に学んだという日本語を思い出しながら、楽しそうに会話をしていました。
また、日本語の勉強は全くはじめて、自分で少しだけ学習したことがある、という入門~初級レベㇽの学習者は、文字や日本語の発音、イントネーション、抑揚などの説明を聞き、基本的な挨拶、自己紹介から、一緒に勉強しました。
土曜日午後のクラスは、第1期からの継続者に加え、3名新たな学習者が加わりました。
ベトナム人3名在籍の初級クラスには、フィリピンの男性が加わり、会話は「にほんご」で、初回は、「・・・・しようと思います」、「・・・・なので、~することに しました」、などの意向形について、沢山の例をそれぞれが作って、口に出してみました。
中上級クラスでは、
日本人は断言することを嫌い、「やわらげ」表現を好む、
「おなかがすいた っぽい」、「おなかがすいているようです」 と表現し、「おなかがすいている!」と言い切ることはあまりしない、という話に、韓国の学習者は大きくうなずいて聞いていました。
日本語学習といっても、ひらがなやカタカナ、あいさつから始めているグループ、
日本人にとっても難しい、空気の読める日本語を使えるようになりたい、と、さらに上を目指すグループと、幅広いレベㇽにボランティアさんが対応して下さっています。
コロナ禍で、なかなか人と人とがふれあい、あつまって、一緒に話をすることは、気軽にはできなくなりました。
そのような中で、なおさら、週に一度、決められた条件の中で、感染対策を徹底し、日本での生活をより豊かにするため、多くの外国人が日本語学習に励んでいます。
ボランティア、事務局が協力して、支援を続けていきます。