10月23日(土)、“日本語でおしゃべりタイム” Trial3回目実施を実施しました。
マン・ツー・マンクラス、グループ学習、オンラインクラスの学習者、総勢10名が参加されました。中国、韓国、台湾、フィリピン、ベトナム、ネパールの国籍を持つ学習者が3つのグループに分かれ、ボランティアの皆様6名にもご協力いただき学習者が日頃の学習成果をおしゃべりにより楽しく発揮されました。
今回は、先日10月7日に発生した「地震」についてのテーマです。学習者には以下について事前に準備してもらいました。
- あなたの国では地震はありますか?
- 日本で地震を経験していかがでしたでしょうか?
- 10月7日の地震の時には、まず何をしましたか?
- 外出中に地震にあったら、どうしますか?
- ふだんからどのような対策を準備していますか?
当日は司会進行、発表者もグループ内で決めていただき、学習者が主体となって進めるようボランティアの皆様にも配慮いただき進めました。
先日の地震の際にはトイレへ駆け込んだ、机の下へ隠れた、子供部屋の子供を見に行ったと臨場感あふれる発言が学習者から聞かれ、また同じアジアでも地震のある国、無い国と様々な違いがあることを学習者同士が理解されていました。
ボランティアからは過去の震災の時、携帯がつながらなくなった話やエレベータが止まったことなど学習者の想像を超える話が披露され学習者から驚きの声も聞こえました。
今回は中上級クラスの学習者のため語彙、文法もさほど問題なく、テーマを掘り下げるおしゃべりができました。学習者による司会進行、グループごとの発表もボランティアのご支援によりスムーズ進められました。
最終的にはボランティアさんからも地震に対する心構え、準備などのアドバイスもあり、学習者の日頃の生活に役立つ機会になりました。
またコロナ禍の折ですが感染対策を十分に行い、人と人とが集まり一緒におしゃべりをし、学習者との国際交流も図れました。
生活に密接したひとつのテーマを学習者、ボランティアで共有することで、互いの共感が高められた印象です。
最後に、今回3回目のトライアルで、実施するたびに新たな気づき、ボランティアから様々なアイディアが寄せられました。学習者の日本での生活がより安心し豊かになるために、ボランティア、事務局が協力して、多くの外国人、もしくは外国にルーツを持つ方々の日本語学習支援、中上級者向けの更なる企画、改善を続けていきます。