猛暑が続く、7月2日、
子ども日本語教室では、「七夕」という日本の行事を皆に知ってもらうように、通常の学習ではなく、「七夕の会」を開催しました。
コロナ感染対策に配慮しつつ、この日は小学生児童とボランティアのみが参加しました。
司会は高学年の女子2名が務め、まずは、一人ひとりが短冊に書いた自分の願い事を発表し、笹に飾りつけました。
「将来は●●になりたい!」、「絵が上手になりたい」、「▲▲に行きたい!」、また「新しいスマホがほしい!」など、素敵なお願いごとが書かれたカラフルな短冊が飾られました。
来日間もない児童も、ボランティアのサポートで、自己紹介や願い事を日本語で言うことができました。
その後、5.6年生が、七夕に関わる紙芝居を披露しました。
書かれた文章を朗読するのも、外国ルーツの子どもたちにとっては難しいことです。
少しずつ練習を繰り返し、感情をこめて堂々と読むことができました。見ていた低学年の児童や、ボランティアからは大きな拍手が送られました。
織姫と彦星様の話を聞き、3年生男子から、「その日はとてもロマンチックな日だと思いました!」など、粋な感想もありました。
最後に、七夕の歌をみんなで歌いました。
児童の中から、変わった笛や打楽器を演奏したり、旋律をバイオリンで弾いてくれる子もいました。
コロナの影響で、今回のように子どもたちが一同に集い、互いにかかわりながら楽しめる時間は、減ってしまいました。
久しぶりに子どもたちの元気な声が教室中に響き渡り、笑顔と笑い声に満ちた、貴重な1日になりました。