国際交流センター

国際理解講座開催 “地球のステージ” 開場に溢れた平和への願い

8月21日、国際理解講座2018 “地球のステージ”を開催しました。

陽射しが照りつける中、ありがたいことに約90名の方が足を運んで下さいました。夏休みということもあり、保護者と一緒に小学生の姿も多く見られました。

 

 

実は、『“地球のステージ”ってどんな内容なんですか?』という問合せが沢山ありました。

世界はどれだけ広いのか。どんな民族が、どんな暮らしをして、何を願っているのか。世界の美しさや人々の笑顔を通して、「紛争、災害、貧困の地の子どもたちに、音楽と映像で近づこう!」というコンサートステージです。

医師である桑山さんが、世界の紛争地、貧困地帯で、医療支援活動をするようになったのでしょうか?

世界の5つの大陸にある最高峰の山を見る(・・)という夢を実現し、続いて訪れたフィリピンでの少女との出会いをきっかけに、国際協力への道を歩くことになったというのです。

 

訪れる土地では、沢山の出会いがあり、新たな発見があり、多くの人々の向き合い、語り合う桑山さん。人々の生活に密着して過ごすことで、子どもたちは自然と笑顔を見せてくれます。心を許した子どもたちが見せる笑顔は、格別です。

フィリピンで、パレスチナのガザ地区で、ミャンマーで、東日本大震災後の宮城県閖上地区で、、、。広い世界で繰り広げられる現実を、様々な角度から撮影した動画、写真を見せて頂きました。

そして、桑山さんは、その土地で感じた想い、曲にするのです。

会場内を温かく包む優雅なメロディーに、心に響く詩がのせられ、来場者の中には目頭が熱くなった方も多かったことでしょう。やさしい歌声で語り掛けるように、さらにバイオリンやギターによる弾き語り演奏は、感動以外の何物でもありませんでした。

全員の平和を願う気持ちで、会場中に一体感が生まれたようにも思えました。

 

閉演後、桑山さんへの質問!には、中学校時代、地元静岡で“地球のステージ”を聴いたことがあるという、高校3年生から手が挙がりました。「自分は進路を考えている真っ最中で、看護師を志そうと思っていますが、医師でなくて看護師でも海外で桑山さんのように活動できることはできますか?」と。

 

桑山さんは、笑顔で「自分を信じて、そのまま進んで下さい。もちろんできますよ!」と背中を後押し。夢や希望に満ちたお話で、名残惜しく閉会となりました。

桑山さん、NPO法人地球のステージの皆様、そして、ご来場頂きました皆様、ありがとうございました。

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