
11月11日、オリンピック・パラリンピック関連事業講演会、
~英語じゃなくていいんです~ 『やさしい日本語』でおもてなし を開催しました。
秋の行楽シーズン、爽やかな秋晴れの日曜日に、CIFA会員、調布市民、また市外にお住まいの方を含め、総勢約45名が参加しました。
2013年、話題となった お・も・て・な・し のプレゼンテーションの後、2020年東京開催決定に沸いた時から、はや5年。いよいよ2年後に迫ってきました。来年2019年はアジア初となるラグビーワールドカップ開催の年です。調布市はどちらも競技開催となり、国内外から多くの外国人来訪者が予想され、我々市民のおもてなしに対する関心、気運はますます高まっています。“おもてなし”というと、英語などの語学が堪能でないと、、、などと思われるかもしれませんが、実は、私たち日本人の母語である“日本語”でもできるんですね。
今回は、やさしい日本語ツーリズム研究会事務局長吉開章氏(株式会社電通勤務)とやさしい日本語アドバイザー永田くみ氏(CIFA会員)を講師に招き、講演とワークショップを行い、自分ができるおもてなしについて一緒に考えてみました。
前半は吉開氏による、『やさしい日本語のインパクト』と題した講演がありました。
一般的に“多言語対応=まず英語”というイメージがあります。これは、様々な問題があることがわかりました。ネィティブが話す英語、日本人、タイ人、ブラジル人などが話す英語、それぞれ実際に音声で聞いてみました。全く違うんですね。英語にこだわるのなら、ネィティブのような流ちょうな発音が求められます。またカタカナ英語やローマ字についても落とし穴があることがわかりました。
日本にいる外国人で英語がわかる人は44%で、なんと63%が日本語(かんたんな)がわかるそうです。日本を訪れる外国人もアジアが8割を占め、日本語学習の熱心な台湾では、少しでも日本語がわかる人は40%もいるそうです。
そのような中で、やさしい日本語はとても重要で大切なコミュニケーション言語のひとつであります。外国人に伝わりにくい“○時△分前に来てください”など、具体的な例を挙げてのお話には、参加者一同、“あるある! 納得!”といった声が多く聞かれました。
さらに、とても便利に活用できる、自動翻訳アプリ『VoiceTra(ボイストラ)』の紹介もありました。
後半は、永田氏が、『やさしい日本語の作り方』について、ワークショップを行いました。
まずは、よく使う言葉の書き換えに挑戦しました。
昼食 → ひるごはん、 欠席 → やすみます、 土足厳禁 → くつを ぬいでください
となります。
次に簡単な文章です。
こちらに記入して下さい → ここに かいてください
ライフラインが止まっています → 電気、ガス、水道を つかうことが できません。
さらに長い文章や、保育園のお知らせお手紙などの書き換えもやってみました。
お隣同士で知恵を出し合いながら、書き換えをして、それを発表してもらいました。やさしい日本語のには正解はないのだそうです。相手に伝わることが重要です。とても心強いお言葉でした。
参加者からは、“大変勉強になった” “外国人にやさしい日本語で話しかけてみようと思いました”等の感想が寄せられ、大変有意義な講演会となりました。
来る2019年ラグビーW杯、東京2020大会はもうすぐ!
競技開催地調布市民として、“やさしい日本語”でのおもてなしの第一歩を踏み出しましょう!
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