主催の調布市サウディアラビア友好会(共催:調布市)では、毎年夏休み特別企画として、サウジアラビアやイスラム文化の体験学習会を開催しています。
市内の小中学生と保護者向けに行う、サウジアラビアやイスラム文化の体験学習会です。
2002年の日韓サッカーW杯でサウジアラビア代表チームが調布(味の素スタジアム)をキャンプ地として以来、調布市では多くの交流事業を実施しています。この事業は昨年台風で中止となり、17回目を迎える今年も多くの方から応募がありました。当日の参加者は小学2年生から中学生の児童・生徒とその保護者、総勢55名が参加しました。
港区にあるアラブイスラーム学院は、日本との文化交流も積極的に行っており、本国に行かなくても多くのサウジの文化やイスラーム世界の様子をうかがい知ることができます。
7月20日(土)、調布市のバス2台で出発し車中ではアラビア語の挨拶で覚えました。
こんにちはの “アッサラーム アレイコム”、ありがとうの“シュックラム”、さよならの“マアッサラーマ”
訪問中の参加者は、この三つの言葉を心がけていました。
到着すると、学院長やスタッフのお出迎えがあり、礼拝堂で学院長の挨拶を受けました。
2グループに分かれ図書室や、展示室で見たふいご(延焼を促す道具)、民族衣装、
アラビア文字の入ったパソコンのキーボードなど、どれも新鮮、驚き、興味津々といった様子でした。
アラブイスラーム文化理解講座(礼拝見学含む)では、映像を見ながらサウジアラビアについて学びました。
アラブ食体験では、サラダとサウジの軽食カプサ(炊き込みごはん)とフルーツ、
そして焙煎の浅いコーヒー豆とハーブを使用したアラビアコー―ヒーと数百種類もあるナツメのうち2種類を食し、笑顔で会話も弾みました。
午後はアラビア語講座です。
初めて目にするアラビア文字、難しい発音、繰り返し聞くもののなかなか覚えられないフレーズ、戸惑いもありました。
難しいアラビア語の授業も、先生方のおかげで会話練習を楽しみながら行うことができ、
全員が、“私の名前は○○です。(イスミ― ○○)”を覚えました。
「アラビア語で名前を書いてもらおう」では、そのフレーズを使い、全参加者がとスタッフの方から名前を書いてもらうことができました。
最後は学院長から修了証を受け取り、一人ひとり記念撮影。
学院前では全体記念撮影を行い、帰路につきました。