
夏休みも残りわずかとなった8月22日、中学生・高校生を対象にした、“調布でおもてなし”~夏休み・中高生編~を実施しました。
このプログラムは、ラグビーワールドカップ開幕を間近に控え、東京2020大会への気運もますます高まる中、若い世代の方たちが、英語の学習を含め、来日する外国人のおもてなしができるよう、ボランティア活動に参加するヒントを掴んでもらおうというものです。
今回のキーワードは、“知っている英語を、使える英語に” です。学校英語や、読書や映画などでインプットしてきた多くのことを、一歩踏み出し口に出してアウトプットしてみることで大きな発見があり、また一歩成長できることでしょう。
講師は、元大学講師で好評を博したCIFAの通訳ボランティア勉強会の講師を務めた村上むつ子先生。当日は、高校1・2年生8名、中学1~3年生11名の他、サポートゲストとして、CIFAで日本語を学習中の、カウサルさん、リリアナさん、タミーさん、ニンディさんが参加しました。
冒頭、村上先生から、グローバル化、グローバル社会について、またおもてなしにはどんなことが大切かについて話がありました。相手の立場に立って考え、接することが大切ですね。
その後、外国人と接するときにまず第一歩となる挨拶、自己紹介について学びました。誰もが言う自己紹介に加え、“ONE AND ONLY” 自分だけのことを添えると、相手に覚えてもらうことができます。実際に自己紹介、お隣の人を紹介する他己紹介に挑戦しました。さらに、3つのフレーズからウソを見破るゲームを交え、中高生の緊張も徐々にほぐれていき、笑い声や笑顔が出るようになりました。
午後は、サポートゲストの4名を交えた実践編を行いました。
4名の外国人は全員英語圏ではなく、英語が話せることで活動の幅を広げ、現在は日本に住み日本語を学習しながら、大学院生、主婦として生活しています。
4つのグループに分かれ、味の素スタジアムへの道案内、深大寺の紹介、お参りのマナーなどを、サポートゲストの外国人と英語でコミュニケーションをとれるよう、挑戦してみました。
お参りの仕方などは、当たり前に行ってきていることを、あらためて英語で説明するのは簡単ではありませんが、覚えておくと便利なものです。日本人として知っておくべき日本独自の文化や慣習などについても、改めて考えることができました。
最後に、「自分が大好きなところ」に連れて行ってあげましょう! と題した、プレゼンテーションを行いました。
各グループで発表し合ったあと、サポートゲストの外国人と相談し発表者を決め、全員の前でプレゼンテーションにチャレンジしました。
我が街調布の中から、「味の素スタジアム」、「深大寺」、「多摩川」、そして都内で外国人にも人気の「浅草」、また最近注目が高まる「チームラボ(お台場)」を取り上げた生徒もいました。どのプレゼンテーションも、自分の経験からおすすめポイントについて、学習したことを活かして、外国人に伝わるようなものでした。
まとめに、村上先生から、
GLOBALを考えるとき、意外に重要になることが、“LOCAL”なんです。
自分の国のことをきちんと理解して伝えることが大切なので、日本のこと、自分が暮らす街についても理解を深めておきましょう。
GLOBAL + LOCAL を合わせて、造語で“GLOCAL”という言葉があります。GLOCALな市民を目指し、さらに英語学習を頑張って下さい、とのメッセージがありました。
若い世代の人たちが、将来、“英語の通じる日本”をつくりあげていくことを願っています。
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