
ロシア-ウクライナを取り巻く世界情勢に、
世界中の目が注がれています。
ウクライナ出身で調布市在住、CIFA会員でもある、アナスタシアさんを招き、『ウクライナ出身の留学生に聞くウクライナのこと』と題した国際理解講座を開催しました。
平和への願いは皆同じです。
昨今のニュースに心を痛め、ウクライナからの留学生を応援し、今、私たちに何ができるか、一緒に考え平和を願おうと、会員、市民、市職員ら約40名が参加しました。
アナスタシアさんは、
1995年ウクライナ北西部ジトーミル出身、2018年に東京外国語大学の研究生として来日、安全保障や国際理解について学びました。
2020年に、早稲田大学大学院に入学、現在博士課程3年生で安全保障について、研究を深めています。
来日した年にCIFAに入会、ボランティアの先生と日本語を勉強しました。自由なテーマでスピーチする、『日本語で話そう会』で発表したり、
市民向け外国語講座『外国人留学生と楽しく交流(英語)』の講師を務めたり、交流サロンのオンラインイベントで母国ウクライナについてプレゼンテーションを行うなど、CIFAの活動にも積極的に協力してくれました。
アナスタシアさんは、戦争による惨状に心を痛め、ジトーミルに一人で暮らすお母様のことを心配し続け、辛い日々を過ごしました。現在お母様はドイツに避難され、毎日連絡をとっているそうです。
ウクライナからの避難民への支援、ボランティアとして通訳などの活動をしたいという気持ちを強くお持ちです。
今回は、母国ウクライナについて、多くの方に知ってもらいたいと、お話して下さることになりました。
まずは地理的な話から。
ウクライナは大陸でベラルーシなど7つの国と、さらに海でトルコ、ジョージアとも国境を接しています。
隣接する国の言葉は似ていて、理解できることが多いそうです。
また、代表的な料理、ボルシチやじゃがいものパンケーキなどの紹介もありました。
そして、
ウクライナで、地下鉄などに長期間避難生活を強いられる中、音楽に癒しや生きる力を見い出し笑顔を見せる映像がニュース等で伝えられましたが、ウクライナ国民に寄り添った『ウクライナの音楽』について、伝統的な楽器、現代的な音楽との融合に至るまで、美しい音楽と共に、じっくりと説明してくれました。
後半は、言語について。
キリル文字の読み方、単語の読み方、簡単な会話の練習などを参加者と一緒に行いました。
皆で、キリル文字を使い自分の名前を書いてみましたが、アナスタシアさんも感心するほど、上手に書くことができました。
最後に、戦争の現状、ロシア、ウクライナ、近隣各国の世界情勢について、ロシア国内の情勢について知ることも大切なのではないかと、ご自身の考えを語りました。
参加された皆さんに、「皆さんが持っていたウクライナのイメージは?」と聞いてみたところ、
合唱をされている会員から、歌の中でウクライナの自然の美しさが描かれていたことがあり、美しいイメージがあります、との話がありました。
来日3年すぎにもかかわらず、流暢な日本語で、エンターテイメントの要素を含みつつ、笑顔でユーモアを交え、母国ウクライナについて伝えてくれました。
会員、市民、一緒に、アナスタシアさんを応援しましょう!
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