3月13日(土曜日) 李 強(リキョウ)さんによるオンラインイベント「中国の家庭料理で国際交流!」を実施しました。
講師は中国 天津(てんしん)出身の 李 強(リキョウ)さんです。元 当協会の会員で、3年間CIFAで日本語を学習されていました。趣味は料理で、日本国内をあちこち旅してその土地の郷土料理を楽しんだり、ご自身も日頃からたくさん作ったりしているそうです。
今回のメニューは「四川風麻婆豆腐」「きゅうりとゆばの和え物」「トマトと卵のスープ」の3品です。たづくり調理実習室からZoomによるオンラインで配信されましたが、料理の様子はカメラ3台で詳しく伝えられ、臨場感のある画面で皆さんに届けました。
前半は講師による料理実習でした。日本語で調理手順を説明しながら手際よく3品を作っていきます。まず、前菜の「きゅうりとゆばの和え物」次に「トマトと卵のスープ」を作ります。特に本場中国のレシピで作る「四川風麻婆豆腐」は、2種類の山椒、豆板醤や甜面醤などのスパイスや調味料を使った本格的な味付けです。熱した土鍋にフライパンの麻婆豆腐を注いだ時ジュっと煙が立つ様子は圧巻でした。司会者が代表で味見をしましたが、前菜とスープはパクチーの香りが効いたあっさり味、麻婆豆腐は山椒がきいた痺れる辛さでした。
後半は視聴者が参加しての交流タイムです。「中国では、男性はよく料理をしますか?」「料理に使った紹興酒はどのような種類ですか?」「天津では他に有名な料理はありますか?」などたくさんの質問が出され、それに対して李 強さんが答えてくれました。
一昨年前までは外国人講師と一緒に調理実習をした後、試食をしながら交流する料理イベントを開催していましたが、現在は感染予防の面から対面での調理実習はとても難しくなっています。そこで今回はオンラインでの開催になりましたが、交流サロンのメンバーが何度もリハーサルを重ねて準備を進めたため、楽しい料理イベントになりました。