10月25日、CIFA会員通訳ボランティアを対象に、「外国人のための無料専門家相談会(11月22日実施)」を控え、事前の研修会を行い、8名が参加しました。
年に1回開催する 「外国人のための無料専門家相談会」は、日本で生活する外国人が、日常生活で抱えている困りごとや悩みを、母語や理解できる言語の通訳と一緒に、無料で安心して専門家に相談できる貴重な機会です。
相談会では、CIFA会員の通訳ボランティアが、通訳としてはもちろん、相談者のサポート、時間管理等、運営に関する役割を担っています。
毎年、本開催の前に、参加予定のボランティアを対象に、専門家の先生を招き、研修会を行っています。
今回は、昨年度に引き続き、特定行政書士の張先生にお越しいただき、
「専門家相談ロールプレイから考える相談通訳時の心構え」 と題し、実際の相談事例(永住許可申請・非正規滞在)のロールプレイを交え、通訳時の心構えや、在留資格制度の基礎等について、お話いただきました。
永住許可申請に係る相談は、CIFAにおいても近年増えています。ロールプレイでは、扶養人数増に伴い、収入要件のハードルが上がることで、相談者に厳しい状況を説明せざるを得ない場面など、実際の相談でよく見られるケースを想定し、臨場感を持って参加者は見聞きしていました。
また、就労系在留資格である、「経営・管理」についても要件(資本金額)が厳しくなるという、新たな情報についても共有して頂き、日々変化する制度等について、整理することができました。
昨年に続き参加した会員からは、
「在留資格や専門用語について詳しい説明があり、どの英語を使うかについても教えていただき、大変ためになった」 との感想を寄せられました。
日々変化する環境下で、悩みを抱えながらもどこに相談してよいかわからず、解決策を見い出せずに困っている方は、日本人も外国人も同じです。
CIFAでは外国人相談業務を通じ、彼らが社会で豊かに暮らしていけるよう、日々支援をしています。
「外国人のための無料専門家相談会」は、
11月22日 土曜日 午後2時~
調布市文化会館たづくり 12階で行います。
「ひとりで なやまないで! まずは そうだん しましょう!」
*通訳のボランティアは、随時募集しています!