「やさしい日本語」の取り組みを始めました

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防災への取り組み
2017年12月1日

「やさしい日本語」という言葉を耳にされたことはありますか?
「やさしい日本語」は、1995年の阪神・淡路大震災がきっかけで考え出されました。阪神・淡路大震災では、日本人だけでなく、日本に暮らす外国人が多く被害を受けました。災害時には、必要な情報を迅速に受け取ることができることが、とても重要になります。
母語での情報支援ができることが理想ですが、日本には世界中の国からの外国人が暮らしており、すべての言語に対応することはできません。
「やさしい日本語」は、そういった災害などの緊急時に、日本語が十分に話せない外国人でも理解でき、必要な情報を得、身を守ることができるように、平易な日本語にしたものです。
近年、日本に暮らす外国人の増加に伴い、日常生活の支援においても「やさしい日本語」が注目されてきて
います。NHKでもWEB上で「NEWS EASY」というやさしい日本語でのニュースを毎日発信し、各新聞でも
「やさしい日本語」の必要性を訴える記事が掲載されるようになりました。                                   
CIFAでは、今年度より「やさしい日本語」の取り組みを始めました。防災時の外国人支援への取り組みにおいて、調布市に暮らす外国人への情報発信として、有効に活用していく予定です。
まずは会員の中からメンバーを募り、7月「やさしい日本語」検討会を開始しました。手始めとして、CIFAで日本語学習をしている外国人への「有料のお知らせ」の書き換えを始めました。
CIFAでの日本語学習している外国人は、2年目からは有料(1回200円)を払って学習しています。有料者になると、10回券(2000円)を購入してもらうのですが、システムをなかなか理解してもらえていないと感じることがありました。
通常「やさしい日本語」の対象者は日本語検定5~4級(N5~4)とされています。CIFAで学習して1年の外国人学習者の日本語レベルもおおよそ同じレベルの方が多いということもあり、書き換えに取り組むのにぴったりのものでした。
検討メンバーでは、月に1度集まり、書き換え→CIFAの学習者(対象者)へ聞き取り→調査結果をもとに推敲という手順を繰り返し、ようやく「CIFA日本語学習有料化の案内」やさしい日本語版が完成しました。
それに伴い、10回券の名称も「プリペイドカード」から「学習カード」へと変更しました。
聞き取りでは、最終仕上げの為に、対象レベル(N5~4)の学習者だけでなく、中級レベル以上の学習者の皆さん(のべ71人)そして日本人学習ボランティアの皆さんにも協力してもらいました。
外国語として、日本語を学んでいる外国人学習者の聞き取り調査では、日本語のどういった表現がわからないか、まさに“目からうろこ”の驚きがありました。  
書き換え前   書き換え後
ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。
CIFAでは、今後も取り組みを行っていきます。参加メンバーは随時募集しています。ご興味を持たれた方はぜひご参加ください。