1月17日、通訳ボランティア勉強会 『外国人に日本の食文化を伝えてみよう 外国人とそば打ち体験、通訳にチャレンジ』② 実践編を開催しました。昨年12月に実施した講座編に参加した通訳ボランティア10名と、CIFAで日本語を学習する外国人(6か国7名)が参加しました。
この日も、深大寺そば打ち倶楽部の方にご協力頂き、まずは精鋭メンバーによる“そば打ちデモストレーション”を見せて頂きました。そば粉とつなぎの量、水を入れるタイミングなど、どれも細かく繊細に行うものでした。練りの工程で、ボールのように丸められたそば粉が、のしの工程では、平べったい丸から四角く薄く広げられる場面では、一同驚きました。外国人参加者から、“のばす時に、破れてしまったらどうしますか?”等、沢山の質問が飛び交いました。通訳ボランティアがそば打ち倶楽部の方に伺って、またそれを通訳しながら工程が進められました。
切りでは、そばを均等な幅(1.3ミリ)に切るのが、とても難しかったようです。出来上がりのそばを見ると、素人作がすぐにわかるほどでした。
通訳ボランティアは、講座編で学んだことを活かし、おもてなしの心で、一生懸命外国人参加者に伝える姿が印象的でした。
終了後のコメントでも、“パーフェクトだった!”、“難しくて理解しづらいことも、わかりやすく正確に説明してくれた!”、“フレンドリーでやさしくて、こんな経験をしたことはない!”など、通訳ボランティアの方々への感謝の気持ちを残してくれました。
そして、味の決め手となる最後のゆでる作業は、一生修行が必要だと言われているそうです。この日はそば打ち倶楽部の皆さんが、手際よくゆでて、竹皿に盛り付けて下さいました。自分たちの手で練って、のして、切って、心をこめて打ったおそばの味は、格別でした。全員が笑顔で美味しい!美味しい!と言いながら、ぜいたくにお蕎麦を頂きました。
初の試みで、参加者体験型2回シリーズの通訳勉強会を開催しましたが、参加した通訳ボランティアからは、『座学だけでなく、実際に体験することで、実践通訳ができたことはよかった』、『体験型のイベントが、日本的なそば打ちというところがよかった』、などの感想が寄せられました。
2019年はラグビーワールドカップ開催、そしていよいよ来年は東京2020大会。調布の街のおもてなしをより充実させるっため、今後も新たな企画に挑戦していきます。何かよいアイディア、ご希望などありましたら、メッセージをお願いします。