“備えあれば憂いなし” 立川防災館で通訳ボランティア勉強会を開催しました

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防災への取り組み
2019年6月10日

6月8日、令和元年度第1回CIFA通訳ボランティア勉強会を行いました。

今回は、通訳ボランティア(英語・中国語)と外国人参加者が一緒に、東京消防庁立川防災館へ調布市のバスに乗り行ってきました!

これまで、

講演&ワークショップ “外国人支援の通訳 円滑なコミュニケーションのために” をはじめ、

講座&実践編 “外国人に日本の食文化を伝えてみよう~外国人とそば打ち体験、実践通訳にチャレンジ~” などを実施し、CIFAの通訳ボランティアのスキルアップ、あらたな登録ボランティアの拡充に努めてきました。

 

今回のテーマは、『防災』。

~立川防災館で、震災について学び、震災に備えましょう~“大地震は明日来るかもしれない” 。

これまで行った勉強会は、言語が英語のみでしたが、今回初めて、英語に加え、中国語も対象としました。

英語の講師は菅原泉美さん。ISE Global Office 代表として、都内でバイリンガルでのバックオフィスサポートサービスを提供する事業に携わっています。CIFA会員でご自身も通訳ボランティアとして活躍中です。中国語の講師は、金城悦さん。中国上海出身、日本語教師をしながら、CIFAでも日本語学習を支援するボランティア活動もしています。

参加者は通訳ボランティア、英語9名、中国語4名、外国人参加者はデンマーク、アメリカ、インドネシア、中国から計11名、そして調布市職員の内田さんを含む総勢27名でした。

 

はじめに、全員一緒に、防災ミニシアター 『君の命を守りたい』 を、英語字幕付きで鑑賞しました。

2011年3月11日の東日本大震災、また熊本地震などの生々しい映像や生き残った人々のコメントなどが映し出され、食い入るように見る参加者が多くありました。そして、首都直下型地震は明日来るかもしれない、というところで、恐怖心を抱いた方も多かったことでしょう。そのために、私たちが今できることは何か、実際に遭遇した時にどのように行動すればよいのか、などを考えさせられるものでした。

 

続いて行ったのが、地震体験。

ここでは、実際に震度7の地震を体験します。

日本では、揺れを感じたら、机の下にもぐることは、小さなころから教育されています。

ですが、外国人にとっては真新しいことです。

揺れがおさまってからの3つのミッションは、

①ガスの火を消す。

②ブレーカーを切る。

③扉を開ける(避難経路の確保)。

でした。5つのグループに分かれ、体験してみましたが、皆、想像以上に揺れが強く、驚いているようでした。

 

 

続いて行ったのが、煙体験。

地震により、かなりの頻度で発生するのが火災です。

煙が充満したところを逃げる際にはどうしたらよいかを学びました。

まず、煙は吸うこと自体ダメです。ハンカチなどで口元をおさえ、姿勢を低くしながら、避難します。

これもグループに分かれて体験しましたが、うまく脱出できず、レスキューされてしまったグループもありました。

真っ暗闇の中を腰をかがめながら、そして、誘導灯は目線の上にあるので、素早く逃げることは容易ではありません。

参加者の中から、姿勢を低くして進むので、誘導灯等(非常口のサイン)は、下の部分にあった方がよいのでは!という声が多数聞かれました。立川防災館のご案内役の方も、同感し、映画化や劇場などでは足元の部分に設置されているところも多いことを教えて下さいました。

 

2つの貴重な体験を終え、一同で振り返りをしました。

最初に講師の先生方の講評を頂きました。

『震災時の通訳は、必要な情報を正確にタイムリーに伝えることが重要で、今回の体験を活かし、皆さんには実践の場に遭遇したら、積極的に行動して頂けたら嬉しいです』、また、講師の先生方にとっても有意義な勉強会であったと話されました。

津波の経験があるインドネシア出身のニンディさんは、“とてもよい経験でができ、これまでより、防災への意識が高まったと思います。私のグループの通訳の皆さんにはとても親切に説明してくれて感謝しています” と感想を話してくれました。

調布市職員の内田さんは、“今後2019ラグビーW杯、東京2020大会を控え、皆さんのお力を借り、市と連携しながら事業を進めて参りたいと思いますので、今後共ご協力をお願いします” とのことでした。

帰りのバスでは、言語やグループを越えて、和やかに談笑がすすみ、このイベントを機にCIFA友達の輪がさらに広がり、有意義な1日となりました。