令和4年2月5日(土)、たづくり大会議場において、
CIFAは、8年ぶりに、「外国人のための 無料専門家相談会」を行います。
これは、日本で生活する外国の方が、
ビザや在留資格、結婚離婚、社会保険、税金、労働相談や教育相談など、
毎日の生活の中で、わかならいこと、困ったことを
弁護士などの専門家に相談できる機会で、いろいろな国の言葉の通訳が付き、費用は無料です。もちろん秘密は守られます。
久しぶりに開催する相談会で、通訳や運営スタッフとして活動してもらう会員ボランティアを対象に、12月11日、「外国人相談基礎研修会」を実施し、英語、中国語、タガログ語など5つの言語の通訳ボランティア計15名が参加しました。
講師は、武蔵野市国際交流協会(MIA)の相談事業の一員でおられる、弁護士の髙井信也先生です。
MIAでは、リレー専門家相談会で専門家として対応されたり、MIAの語学ボランティア向けに研修を行ったりされています。中野駅近くに、髙井・村山法律事務所を構え、日常生活のちょっとした疑問や困りごとを気軽に相談できる 「かかりつけ弁護士」 を目指していらっしゃるそうです。
前半は、「外国人の法律相談」の講義でした。
国籍、在留資格(取得、更新、変更、取り消し)、再入国許可、退去強制、難民と、幅広い内容でした。
とくに、在留資格に関しては、外国人の相談事には必ず関わってくる部分で、大事なポイントを丁寧に教えて頂きました。
後半の事例検討では、コロナ禍で実際にあった労働相談について紹介されました。
コロナを理由に語学学校の講師(技術・人文知識、国際業務の資格)が、在留期間満了の1か月前に勤務先を解雇された、との相談です。
入館への届け出、在留期間の更新、在留資格の変更などの手続きが必要になります。
またコロナ特例の、雇用調整助成金、休業支援金等の申請手続きもあります。
身近にありがちな事例を知り、相談の場面で通訳を行うイメージができるよう、説明されました。
参加者からは、
「わかりやすかった!」、「知らなかったことを勉強できた!」などの感想が寄せられました。
また、本番に向けて、さらなる勉強の場を望む声もあり、皆さんの熱心な様子がうかがえました。
今回の研修会を活かし、2月の開催に向けて準備を進めてまいります。