日 時:7/11(火)午後2時~午後4時
場 所:たづくり6階 601会議室
テーマ:懇談会と「日常会話」
参加:8名(ボランティア8名)
7月11日火曜日に、「第9回 日本語ボランティア同士のフリートーク」が開催されました。対面式ながら座席間隔を取り、任意のマスク着用で実施したフリートークでは、参加したボランティア各自の学習支援歴やエピソード、日頃の使用教材などの紹介をそれぞれ披露し、残りの少ない時間で今回のテーマの「日常会話」についてはなしました。
参加者の様々な学習支援歴
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- ⇒ 子ども部会や交流サロン部会にも所属するボランティアさんの話もあり、子供と成人の違い、サロン部会の活動を学習支援に活用するはなし、日本語部会でもマンツーマンとグループの支援の様子、自身の学習支援の組み立て方など、様々な立場からの様々なおはなしをご紹介いただきました。
- ⇒ 学習者さんの欠席や遅刻のに対する考え方に日本人との文化的な違いを見出す体験は、多くの参加者に共通した話題でした。
- ⇒ 使用しているテキストや、アプリについて皆さまより情報をいただきました。
- 〇 国際交流基金の『いろどり生活の日本語』が好評を博していました
https://www.irodori.jpf.go.jp/
(一方で、日本語教育の代名詞のようなテキスト「み〇な〇日〇語」は、1年の学習期間の使用には使いづらいそうで、みなさん良いテキストには悩んでおられる様子でした)
日常会話
CIFAの学習の念頭にあるものとしての「日常会話」とはなにか、参加者の皆様から多様な意見が出ました。
- ⇒ 様々な定義
- 〇 買い物や寝起きといった生活に結び付く会話
- 〇 自分のことを話す、自分の考えていること、思いを伝える、相手の話を聞く
- 〇 小さな日常の動作(着る/食べる/住む)
- 〇 人によってはビジネス、職場での会話
- ⇒ 教え方
- 〇 相手を理解しないと「日常会話」を定義できないので、許される範囲で質問する
- ⇒ 丁寧体・普通体の問題
- 〇 サンプルとしては普通体をみせるが、基本は丁寧体を使う/使わせる
- 〇 52週で教える前提では、特に初級の学習者には、丁寧体になる、ならざるを得ない
次回のフリートークに向けて
- ⇒変わる言葉への対応
- 〇 教科書的日本語と、TVなどから聞こえる現実の日本語の差異
- 〇 流行は追うのか追わないのか、誤用はどう扱うか
- ⇒日本語部会ではない他部会のボランティアの話
- 〇 成人の日本語学習の定型化に対する新たな切り口
次回のフリートーク(第10回)は10月10日火曜日の予定です。みなさま奮ってご参加ください!